2017
02.22

NHK短歌3月号・現代うたのアンソロジー「船」に

Category: My works
20日に発売されたNHK短歌3月号
現代うたのアンソロジー「船」を担当させていただきました。
先月の「文房具」にひきつづき、戦後の短歌から歌を集めてみました。



3月号は、数々の連載の「卒業」号でもあります。
新年度に向けて、筆者交代の季節、
楽しみにしていた連載が終わるのは何ともさびしいことです。

個人的には錦見映理子さんの「えりこ日記」が大好きだったので、
とてもそれがさびしいです。
一冊としてならないかしら・・・と思うところです。

ぜひお読みになって下さい



2017
02.22

松村正直さんの評論集「樺太を訪れた歌人たち」「短歌往来」2月号書評

Category: My works
「短歌往来」2月号に、
松村正直さんの評論集「樺太を訪れた歌人たち」の書評を書かせて頂きました。




戦前まで日本の領土であった樺太という土地。
樺太という地を北への憧れをもって
訪問した歌人、在住した歌人、
今では考えられないような親密さで、
さまざまな歌人が樺太と関わっています。

松村さんはその足跡を丁寧に検証しつつ、
やがて自ら樺太へ。
そこには、往時を偲ばせる建造物がそのまま残されていました。

近くて遠い樺太について、深く知り得ることができ、
また土地ということについて改めて考える書評を書かせていただく機会になりました。

ぜひ、「樺太を訪れた歌人たち」、お読み下さい。





2017
02.17

2月に思うこと・傾れる人たち

Category: 思フコト
短歌結社「氷原」の主宰であった、石本隆一氏の
評論活動の集大成、『石本隆一評論集成』(現代短歌社)が出た。

さきに刊行された『石本隆一全歌集』とともに、
紡いできた歌業を俯瞰可能なものとするとともに、
歌人研究もさらに進むことが期待される。

本集は八章にわかれ、歌人論、随想、作歌指導など多彩な内容だが、
このなかでひときわ印象的なのが、
石本が担当していた当時の時評を収めたⅣの「短歌時評集」である。
文芸誌・短歌総合誌・新聞など、その執筆の場も様々だが、
石本の姿勢はつねに一貫している。たとえば


報道記事や映像の単なる印象断片を歌にしつらえて、
進歩的文化人たるための免罪符としようとするものもいるだろうし、
せっかく鬱積しているエネルギーを手軽に排泄してしまう歌人が多くなれは、
本質的に、かえって有害であろう。
めいめいの片隅の生活のなかには、
ベトナム問題以上に凝視して訴えるべきものはないのであろうか。
何よりも短歌はいかなる道具にも供されてはなるまい。
「ベトナム詠」(昭和四二・四)
                文藝春秋「短歌」時評


などと、そのときの社会を揺るがすもなんらかの大きな問題が勃興したとき、
歌壇の人々が容易に一方向へ傾れていく性質を持ちあわせていることへの危惧が見えてくる。

石本が角川「短歌」の編集者であったり「氷原」の主宰であったりという、
ある意味で中庸で広汎な視点を要求される
社会的な位置にあったことを差し引いても、
つねに目の前の「俗」が今、何を欲しているか、
そしてその是非について、を
よく見極める透徹した視点を持っていたことが明らかだし、
この視点は大きく社会が動く現在においても等しく通じる点があるように感じる。

2017
01.25

角川『短歌』2月号「40代歌人の魅力」特集に

Category: My works
角川『短歌』2月号「40代歌人の魅力」特集に、
7首と「短歌と人間」というエッセイで参加させていただいています。

それにしても40代の歌人は大勢いらっしゃり、
とても個性的で多彩な感じがします。
人生をもう様々に色濃く歩んできたからなのだと改めてしみじみとしました。




わたし自身は日頃なぜか50代~60代の歌人であると思いこまれていることが多く、
この特集で、少しでもそんな方々に40代の人なのね、と認知していただけるとうれしいなと思います(笑)
ぜひごらんください。






2017
01.25

『NHK短歌』2月号「現代うたのアンソロジー」

Category: My works
ただいま発売中のNHK短歌2月号で
「現代うたのアンソロジー」を担当させていただきました。
2月号は「文房具」について詠われている歌を集めてみました。

現代、とあるので、戦後短歌から選んでください、
とのご指示をいただいて、そのように遡っています。



ごらんいただけましたら幸せです。