2015
08.26

盛岡・短歌甲子園へ

Category: 歌の会
岩手県盛岡市で、8月19日~21日の3日間開催された、
短歌甲子園2015 に審査員として参加してきました。

今年で第十回となる「短歌甲子園」は、特別審査員に小島ゆかりさんを迎え、
北は北海道から、南は九州まで、全国から書類選考を経た35校の参加があり、
初日の開会式直後の題詠ツアーから白熱した雰囲気が感じられました。

3日間の激闘の末、優勝したのは盛岡第四高校の皆さん。

大会の様子は動画をごらんください↓


なかには、歌についての思いを聞かれて
胸がいっぱいになってしまった生徒さんも。
歌に全身全霊の思いを傾けているのだなあと思ったことでした。
そうした高校生の皆さんのみずみずしい感性に
はっと胸を衝かれたように思ったのでした。

盛岡市では折しも市長選などの選挙戦のまっただなかで、
街中が活気に満ちていました。

そして街の人たちのあたたかさ、
包み込んでくれるような懐かしい雰囲気、
あちこちに点在する石川啄木や宮沢賢治の足跡などなど、
街全体があたたかな物語に満ちているように感じられました。

原発だ、放射能だ、避難者が、みたいな日常を送っている私には、
とてもすてきに思えた3日間でした。

来年も高校生の皆さんの健闘に期待したいです





2015
01.18

【お知らせ】吉岡太朗歌集『ひだりききの機械』東京批評会 

Category: 歌の会
以前、この欄でも紹介しました

吉岡太朗さんの歌集『ひだりききの機械』の

東京批評会が、下記の通り開催されることになりました。

わたしもパネリストとして参加させていただきます。

短歌表現に一石を投じた吉岡さんの歌集をみんなで語らいたいと思います。

ぜひともご参加をよろしくお願いいたします。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

【日時】平成27年3月14日(土)
13時30分(開場13時10分)~17時
※17時30分より懇親会を予定しております。


【場所】中野サンプラザ 7階研修室10
〒245-0067 東京都中野区中野4-1-1
TEL:03-3388-1174 JR/東西線中野駅徒歩3分


【パネリスト(敬称略)】
江田浩司、宇都宮敦、石川美南(司会)、高木佳子

【会費】
批評会2000円 懇親会4000円(学生3000円)

【参加申し込み】
http://goo.gl/forms/rHzTznQGaX
リンク先の申込フォームから申込下さい。下記のアドレスからの申込も承っております。
fuurin6senmanΣgmail.com(Σを@に御変換ください)

2月14日追記☆
申し込みはひきつづき受け付けているようです。また、リンク先のアンケートだけでもかまわないとのこと。
どうぞ楽しみにご参加ください。






2013
12.02

「新鋭短歌シリーズ」出版記念会へ行く。

Category: 歌の会
11月30日、『新鋭短歌シリーズ』の出版記念会へ行きました。

若い作家さんたちが、「新鋭短歌」の名の下に、
加藤治郎さん、東直子さんの監修をうけて、歌集を刊行する。
今年はその話題が非常に大きかったように思います。

会は盛会で、二百人弱が集まり、
「新鋭短歌」のメンバーはもとより、
これからの短歌の行方を示す充実の内容でした。

第1部では、加藤さん・東さん、光森裕樹さんが登壇されて、
第一歌集の過去・現在・未来について言及されました。
印象的であったのは、加藤さん・東さんは
歌壇の暗黙の「掟」に抵触しないような形で
従来の歌集出版の文脈の延長線上で、
新しい歌集出版形態を模索していることや、

光森さんはベンチャー的なファクターの重要性や
有形無形のコスパについて非常に関心を傾けて
作歌活動をしておられるということでした。

ひとつ気になったのは、この「新鋭短歌」シリーズが
自費出版ではなく、企画出版で、
部数設定数や印税も入るなどということは
噂に聞いていましたが、
著者出資分は具体的には幾らかかったのか不明だったことでした。

「歌集出版には100~150万円かかる」という一般論はあったのですが、
「新鋭短歌」の内情はは改めていっさい触れないで一貫しました。

お祝いの会でお金の話をするのも。ということなのでしょうか。
著者たちにこっそり聞けばよかったのか、
それともその後の懇親会ではそういう話も出たのかしら。

いやいや、その「お金の話をするのも、何ですから」という雰囲気こそ
歌の世界の掟であるのですから、出てきようがないとも考えました。
文学的な魂とは反対のところにある、
利潤とかの話はいまだ禁忌に近いですね。

ですが、若い人(に限ったことではないですが)には金銭的な情報もとても重要で、
たとえば、50万なら出せるけど、100万では手が出ない、など。
少し無理をする、程度できちんとした良質な歌集か出せるなら、
踏み出せるけど・・という人も多いのでは。
やはり具体的な経費呈示がなかったのがとても残念に思うのでした。


第2期は公募制とのことで、とても楽しみですが
やっぱり金額が分からないとちょっと・・

→☆12/4 追記☆
出版条件が書肆侃侃房さんのサイトに掲載されたようです。
http://www.shintanka.com/shin-ei/apply/

条件開示は、出版社としては手の内を明かすようなことになるけれど
侃侃房さんのご決断には拍手を送りたい。
条件提示を受けて、具体的に考えてゆく方もおられると思います。



いろいろ考える会となりました。
とても勉強になりました。
参加者が大勢でご挨拶できないまま失礼してきてしまいましたが、
またの機会を待ちつつ。












2013
10.23

第61回福島県短歌祭。

Category: 歌の会
先日の19日・20日、いわき市で第61回福島県短歌祭が開かれました。
今年の講師は「まひる野」の篠弘先生です。

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この短歌祭は年に一回の福島での短歌の最大イベントで、
県内各地区持ち回りで順に開催されています。

去年は県の南部・白河市で「かりん」の米川千嘉子先生、
その前の前の年は会津若松市で馬場あき子先生をお迎えしました。

今年はいわき地区での開催です。

実は2011年は相馬・双葉地区で開催されるはずでしたが、
震災・原発事故が起こり、幻の短歌祭となっていました。
(この年は、福島市にて誌上短歌祭として急遽代替開催)
そのときの講師が、実は篠弘先生でした。
でも、お迎えするのは困難な状況になってしまったのです。

震災から三年目の今年、
篠先生は約束を果たしに、
いわきへ来て下さいました。

わたしはその誠実さに漢(おとこ)だなぁ・・とじーんと感激しました。

篠先生のユーモアあり、ゆたかなご指導あり
大いに賑わった県短歌祭。

会場に集うた、福島の短歌を愛する人も大満足だったようです。

とて有意義な2日間となりました。
来年は、福島市にて、新アララギの吉村睦人先生をお迎えする予定です
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2013
05.26

田村元さん歌集批評会

Category: 歌の会
田村元さんの第一歌集『北二十二条西四丁目』の批評会が
東京・八重洲で開かれました。とても盛況で100人以上はいらっしゃつたのではないでしようか。
田村さんのお人柄のあたたかさが改めて感じられます。

わたしはパネリストとして参加、
本多稜さん、滝本賢太郎さん、寺尾登志子さんとご一緒させて頂きました。

また、会場の多くの読み手の意見をお聞きして、自分でも
そうか、とうなったり、ああ、これは自分の読みはどうだったのかな、
という疑念のようなことを深く考えることができて、とても勉強になりました。

あと、思ったのは、歌というのもその人の人となりが自ずと出るものですが、
読みに関してもも同じくそうだなあ、と改めて思ったことでした。
やっぱり私からは現在の私以上の身の丈の読みはでていなくて、
自分の偏狭さ、浅はかさというのも再認識したことと、
飲酒行為への嫌悪感というのは自分には想像以上にあるなあということでした。


自分の人生的に、お酒を飲んだ父親に頻繁にフルボツコにされてきた
これまでの日々っていうのは自分にとても大きく蔭を落としている。
父はもう死んだから終わったけど。

お酒で憂さを晴らして、はらせない分は家族を殴る。
その繰り返しで、母も私も逃げまくってた。
わたしは鼓膜を割られてて、右耳の聞こえが今も悪いです。
だからどうしても拒否反応があって、お酒に否定的な位置にいてしまう。
自分は楽しい席でも絶対にお酒を飲まないことにしてる。

本当の意味では、他の人のように田村さんのお酒の歌の良さっていうものが
わからないのかもしれないな、と電車に乗って帰りながら、思いました。
…余談ですが。


田村さんには峻烈な冴えを保ちつつこれからもがんばってほしい。
心から熱いエールを送ります。第2歌集も早くも期待しています。

あたたかな会。本当にありがとうございました


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