2013
02.09

同人誌『中東短歌』1号を読む

『中東短歌1』創刊http://chuutoutanka.blog.fc2.com/blog-entry-3.html


巻頭の「はじめに」で

ずるずるとやるつもりはない。三号までで終わらせる

という宣言があって、しばし驚きました。

そんな、もったいない・・と思いつつ読み始めた誌です。


中東の地になんらかの事由で滞在経験がある方たちが集っての同人誌。
ご経験の貴重をずっと綴ってゆかれたらいいなあと思うのですが・・

出色は同人の方の歌。

サルマ女史が祷りを終えて眠りいる砂漠に雨のしみてゆく音 齋藤芳生

北回帰線を越えればあかあかと岩窟神殿我を待ちおり 柴田瞳

世界を解くときの手つきで朝一、あなたはマフィンの紙を剥ぐ 千種創一

ざらざらの風がぬるくてこの駅にちかい苺を買ひ占めにゆく 町川匙

『種の起源』その初版本幾千部刷られたりけむ百五十年前 三井修

気移りは湖面に浮かび鳥という鳥にさらわれる越冬地まで 幸端



一首ずつ引かせて頂いたのだけど、これよりは本編をどうかよんでいただければと思います。

ずっと続けて欲しい歌誌です




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