2016
01.14

サブタイトルとして使っていただきました。近藤真紀子監修『大島青松園で生きたハンセン病回復者の人生の語り』

岡山大学大学院保健学研究科   近藤真紀子准教授 監修による

『大島青松園で生きたハンセン病回復者の人生の語り
~深くふかく目を瞑るなり、本当に吾らが見るべきものを見るため』が刊行されました。





17人のハンセン病患者のみなさんの生を聞き取り、ていねいに文字興しした本著は、
ハンセン病患者の方達が辿った過酷な歴史と偏見、差別を経て、
やがて回復者となりつつ、生きていく意味を見出していく過程が、
臨床の場からくきやかに掬い取られてゆきます。

さらに共に歩まれてきた看護の側の方たちの軌跡をも
目の当たりにしていく記録集であると思う。

傾聴 ということばは用語としてよく聞きますが、
本著から見えてくるのは、
傾聴者の全力での傾聴と、話者への限りない敬意と虚心な態度であると思う。

医療に関わる方たちの専門書・研究書としてだけではなく、
一般の方たちにもぜひ広く読んでいただきたいと強く感じました。


さて、サブタイトルの
「深くふかく目を瞑るなり、本当に吾らが見るべきものを見るため」は、
私の歌集『青雨記』の歌から使っていただいたものです。

このように意義深い著書に使っていただいたこと、とても光栄に思っています。
ここに記して深く御礼申し上げます。








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