2014
12.18

『エフーディ』誌を読む。

すごいコラボレーション誌が発刊されました。『エフーディ』誌。

歌人の川野里子さん、東直子さん、石川美南さんと
俳人の神野紗希さん、そして詩人の平田俊子さん。
さらには小説家の三浦しをんさん、という豪華な顔ぶれ。

愛媛・松山への吟行をそれぞれがそれぞれの作品にしたもので
とても読み応えがあります。
なかでも出色なのは、他ジャンルに挑戦した作品群ではないかと思います。

遺跡には肖像権なく逃げ場なく日がな黙して写真に撮らる   平田俊子

恋文をひらく書生の頬杖も受けし机か夏蜜柑剥く         神野紗希

下界、恋、知るすべもなく軒下に体液染みた手ぬぐい吊す   三浦しをん

急坂をあたたかな遺骨が下る                     石川美南

子供用プールは滅ぶ丸きまま                     川野里子

船できました
舳先に立って?
ええ、舳先に立っていました
風は吹いてきましたか
そりゃあ吹きます、船です                「船の舳先」 東直子


それぞれが近接する他詩型に取り組んだ作品は、
それでも初めからすばらしくレベルが高くて、うなってしまいます。
楽しい旅程のお話、そしてエフーデイという誌のタイトルの由来など、
エッセイもまたそれぞれの御方の思いがたくさんに味わい深い。

ちなみに、クリスマス・イブには下北沢で発刊記念のイベントも催されるとのことです。
会場は下北沢B&B。↓↓↓
http://bookandbeer.com/blog/event/20141224_haikyo/
ああ私は行きたいけど行けない・・・お子さまクリスマスの接待がありますので・・。

これは「vol.1」とあるので、さらに続くのですね。
それにしても連れだって吟行することの豊かさを思います。
次回はどちらをゆくのでしょう。
すばらしいコラボ誌のゆくえがいまから楽しみです




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