2015
04.15

お知らせ・寄稿雑誌など

Category: My works
今月は書評を多く書かせて頂きました。

①角川「短歌」4月号  江田浩司歌集『逝きし者のやうに』(北冬舎)の書評

②「塔」4月号      田中濯歌集『氷』(KADOKAWA)の書評


江田さんの歌集は、今はなき表現者たち、そして肉親への大きな追悼と憧れを綴られた主題一貫した歌集です。
とくに巻末のお父君の死にまつわる挽歌の群れは読む人の心を打ちます。
ぜひ『逝きし者のやうに』お読みください。


田中さんの歌集は東北にいた主体が、自らの生を苦しみ、震災を経て、また新たなほのほのとした生を見い出すといった、苦しみと再生について一冊をまとめておられます。胸苦しくなるような視点とその鋭さに
誰もが抉られる思いをもつものと思います。
ぜひ『氷』もお読みください。

③歌誌『つばさ』(つばさ短歌会)に「ふるさとは浮き上がり②」を寄稿させていただきました。
被災地いわきでの生活の様子、人の暮らしなど、震災四年後現在の状態を見たままを、
なるべく被災者としての「私」を消し、エモーションを省いて寄稿しています。


④また、『歌壇』4月号の時評には、齋藤芳生さんが「壜」八号のわたしの文章を取り上げてくださっています。
中央と地方の問題は、ことに福島に暮らすものとして深く考えるようになりました。
そして引用して頂いて、とても大きな励みになりました。

⑤さらに『文藝』夏号の特集「鼎談・震災と詩歌」のなかで、俳人の小川軽舟さん、詩人の平田俊子さん、
そして歌人の川野里子さんが『青雨記』を引いて論じてくださっています。
『青雨記』が読まれていること、そして被災した者としてとてもうれしく励まされた思いです。

この鼎談については3月6日には共同通信社から、すでに記事として各地方紙に配信がされたとのことでしたが
いずれも存じ上げずにおりまして失礼しました。申し訳ありませんでした。

⑥歌誌『中部短歌』では中畑智江さんが「歌誌逍遙」にて「壜」をとりあげてくださっています。
まるまる一頁分で、作り手冥利に尽きるとはこのことだなあと思います。
本当にありがとうございます。


一歩ずつ、こつこつとまたがんばっていきたいと思います。




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