2011
12.10

歌集『町』を読む

早稲田短歌会出身のみなさんが発刊しておられる同人誌『』を

購入させていただきました。

とても精巧なつくり。
(ごめんなさい。デジカメの調子が悪くて写真はなしです~)

いままでのなかで最高峰のできではないかと思いました。

あまりくわしく書くと、ネタバレとなってしまうかもしれませんので

書かないでおきますが、

『町』4号ではなく、歌集『町』とされているのが、

とても佳く伝わってきます。



お歌の心に残ったものを挙げてみます。


肉と雪 あいだの感電 おそくとも足にかかった夜空をずらして


花に手に埋め尽くされる惑溺に決して電話をしないでください


水田をおよぐ魚のさびしさを思う ひと息ほどの秋風


ちからあるうさぎとねむるあめのひに心のようなおつりを よいしょ


野の鳥を砂にうずめる小春日の日なたのあれがパラシュウトだね




それぞれの持ち味がくっきりと現れて、

詩的な世界を楽しむことができます。

同人誌の最高傑作、同人誌の良さというものが見事に結実した

アンソロジーだと感じました。



あとがきを拝読すると、またもや衝撃的な事実が。

若い人たちの決断に少なからずわたしは衝撃を受けたのですが、

それもまた新たな道の始まりと思うことにしました。



この『町』が私の家にきて、しばらく経った頃、

同人の1人である平岡直子さんが今年の歌壇賞を

受賞されたことをお聞きしました。

おめでとうございます。心からお祝いをいいたいと思いました。


『町』へのリンクはこちら
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